相続財産を調査する方法②

遺産の調査方法については、以下順に確認していきたいと思います。

①不動産
まずは被相続人の所有不動産を確認します。
権利証などが残って確認できるといいですが、それがない場合については、市町村役場へ行って、被相続人の所有するすべての物件を名寄帳や評価証明書を申請して確認します。
評価証明書は、名前と住所で管理されているため、被相続人が住所を変更しているような場合には、旧住所なども伝えることで、漏れを防ぐことが可能です。

②預貯金
預貯金については、通帳があれば中身もチェックします。
そして金融機関へ死亡日現在の残高証明書を請求することとなります。

③株式
まずは、証券会社から定期的にくる取引残高報告書や配当金の通知書などを確認し、銘柄や株式数、おおよその金額などを確認します。

④保険
基本は証券を持っているはずなので、証券を確認します。
どこの保険会社か全く不明な場合には、一般社団法人生命保険協会の照会制度を利用することとなります。

相続財産の調査は、できる限り漏れなく行う必要がありますが、遺産分割後に新しく遺産が見つかるケースもあります。このようなケースに備えて、遺産分割協議書の記載方法も大切になります。
協議書については、改めて書きたいと思います。

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